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貧困なくし、雇用を増やせ・東海自治体学校

   5月24日、勤労会館で第49回東海自治体学校が開かれました。315人が参加しました。
 全体会では、二宮厚美(神戸大学)さんが講演。二宮さんは「経済危機と貧困問題は一体のもの。貧困を解決しない限り、日本の不況の解決はあり得ない。社会福祉の増進もはかれない」と断言。貧困打開策として、憲法第27条の「勤労の権利」を使い、行政に「働く場」の責任をとらせていくことが重要と指摘しました。
 二宮さんは、「最終的な雇用を自治体が受けるようになれば、企業が労働者を安上がりに使うこともできなくなる」こと。また、自治体が雇用を増やす政策として「公契約条例はもちろんのこと、環境問題を雇用に変えるグリーンニューディール、医療・福祉・介護の職員を増やすホワイトニューディール、専門職ではなく広く一般行政に携わるレッドニューディール(労働者の旗は赤い旗)で、貧困をなくそう」と語りました。
 名古屋市職労の堀さんは、名古屋市立保育園の廃止・民営化の是非を問う住民投票運動を報告。「13万筆を超える市民の願いは、私たちの運動の確信となった」と、公立保育園を守る運動の新たな決意を発言しました。
 また午後からは分散会が開かれ、名古屋市職労青年部が「青年のしゃべり場」を企画するなど、各分科会で市職労の組合員が活躍しました。
 全国東海自治体学校は7月24日〜26日埼玉で開かれます。

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