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主張、調査

働いてきて良かったと心底思える市役所にしたい

市民のために働き、職員を大切にする職場作りを

   源泉徴収票を見ると7年前の年収が一番高いです。昇給しても賃下げで逆に減っています。子ども三人の教育費のローンがたくさん残っています。「アリとキリギリス」の話のアリのように必死に働いているのに全く蓄えができず、遊んでいたキリギリスと同じ状態。今の若者が結婚できない、子どもを持てないのも、経済状況が悪く、先が見えないからです。毎年昇給があり、リストラのない社員を大切にする民間会社では、結婚率が高く、みんな安心して子を育て、マイホームを持つそうです。
 名古屋市役所はどうでしょうか。職員が定年時に市役所で働いてきて良かったと心底思えるでしょうか。市民のために働くことができ、職員を大切にする職場だったと思えるでしょうか。若者は安定的な仕事を求めているのに、市が非正規雇用の職ばかりを増やすことは行政の責任を果たしていません。学校職場でも退職者不補充の方針のもと、非正規化がどんどん進んでいます。給食200食以下の小学校の調理員は正規をゼロにし再雇用嘱託員2名とする提案が当局から出されています。予算カットでワックスもペンキも買ってもらえない中、用務員も子どもたちのためにやりたい仕事もできない状況です。
 「誇りを持って働きたい」「自分の仕事に確信を持ちたい」という思いを共有し、当局の攻撃をはね返しましょう。あきらめたらおしまいです。(学校支部 書記長)

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