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主張

30年前も今も… たたかわないと命も仕事も守れない!

支部役員 労働組合でたたかう原点を語る

「私は経済局、市民局、2000年の局合併で市民経済局で施設の電気設備の業務に係ってきました。まだ、20代のころの吹上ホール(中小企業振興会館)建替えの仕事では、不十分な体制の中、閉館間際には月100時間を超える仕事が続き、開館直後に先輩職員が突然亡くなり大きな衝撃を受けました。遺族は裁判に訴えなかったけれど、仕事が大きく関っていたと思っています。その後異動後した市民局の施設では、7年に渡って電気技師定数削減の攻撃があり、施設の利用者への署名運動などで、定数は守ることはできましたが、たたかわないと仕事も守れないのかと当局に強い憤りを感じました」と職員を大切にしない攻撃が、今もメンタルヘルス問題や長時間労働、サービス残業など相変わらず続いていると、支部役員としてたたかう原点を紹介してくれました。
 
加入しているだけで大きな力に
 さらに「現業の退職不補充の攻撃は、市民サービスの低下とともに働くもののやりがいとプライドを奪うもので、許せない」と自らの定数削減攻撃の経験と照らし合わせます。「支部でもここ10年近く、現業組合員に対して退職時に慣れた職場で能力の発揮できる再任用を希望してもそれを認めない当局提案が続いています。退職の年に突然理由をつけて正規から嘱託にまきかえる、しかも現業だけ、差別的な攻撃だと思っています」と訴えます。

運動の積み上げで改善を表明
 「今年は、国から『退職金削減』『賃金の削減』の攻撃がかけられています。これは、人事委員会勧告にすら基づかない理不尽なものです。労働組合の力をさらに大きくして、跳ね返したい。これまでも私たち名古屋市では、県と違って独自の給料表を持っています。毎年、細かな改善も実現していきました。この3月の退職金でも、人勧どおりに制度が変更された場合と比べれば、私の試算では組合費8年分の改善が実現しています。攻撃を跳ね返し要求実現させるためには、これからもコツコツたたかい運動を積み上げていくしかないと思っています」と語ってくれました。

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