たたかう労働者に期待・第80回メーデー

世界中から期待たたかう労働者

　５月１日は、メーデー。世界中の労働者が統一行動をする大切な日です。愛知県でも白川公園で第80回愛知県中央メーデーが開催。4500人が参加しました。
　いま、世界中で労働者の生活はガタガタに崩されています。６月までに職を失う人は19万人。生活保護世帯は増え続け、自殺者は11年連続３万人超え。７人に１人の子どもが貧困状態にあります。
　打開するには、労働者の団結こそが「くらし・雇用を守る」チカラ。今年の愛知県中央メーデーには、国内はもちろんフランスＴＶ局が取材に来るなど、いま世界中で労働者に大きな期待が寄せられています。

　愛労連の羽根議長は、全国で150組合、1800人を超える派遣・非正規労働者が組合を結成したことを紹介し、「愛知県でも三菱電機で派遣切りにあった青年たちが、北部青年ユニオンをたちあげ、労働局へ申請にいってたたかっている。労働者の連帯で、大企業中心から国民本位の政治・経済へ転換させよう」と挨拶をしました。

　メーデーに初めて参加した組合員は、「メーデーは親から聞いたことはありましたが、こんなに賑やかだとは思いませんでした」とビックリ。いまの労働者を取り巻く状況について、「ハケン切りは深刻だと思う。大企業はもう少し道があるのでは」と話しました。