1250人の青年で沖縄プロジェクト大成功
名古屋市職労の上部団体である自治労連(日本自治体労働組合総連合)は今年で20周年を迎えました。
6月12〜14日、自治労連青年部は20周年記念行事として沖縄プロジェクト(沖プロ)を開催。全国から自治体で働く青年が1250人集まり、熱気ある大集会となりました。
沖プロのテーマは「つながり」と「学習」。
106人が参加した自治労連愛知の一行(名古屋市職労18人)は、那覇到着後、同職種に別れて「しゃべり場」を行いました。
「他の自治体の情報を知ることって貴重」と話すのは鶴崎さん(名古屋市職労)。保育園の入園受付をしている長谷川さん(犬山市職労)は、「子どもを保育園に預けるには、共働きでないとだめだけど、仕事がなくなった市民が多い。条件が厳しくても、入園許可がおりたとき、市民の方のほっとした表情が忘れられない」。子ども会を担当している杉浦さん(瀬戸市職労)は、「私たちが市民と接する最前線。自治体の仕事って、その人のプライベートにまで踏み込む職場だから、やりがいがあるって思う」。介護職場の横井さん(犬山市職労)は「実はわたし介護服にも補助金をつけたい。またこうやって話す機会がほしいな」と語りました。
翌日、米軍基地が日本の75%を占める沖縄で、平和行政や環境行政などを中心に学習しました。
基地建設反対の運動をしている辺野古の海を見た増田さんは、「海岸まで有刺鉄線がはられている光景は違和感。宜野湾市役所では、市長や職員が率先して『基地反対』という民意を行政に反映させようという姿勢に共感した」と話しました。
思いやり予算(日本の税金)で、建てられた米軍のコテージを見学し、南部戦跡をめぐった小縣さんは、「なぜ基地問題は沖縄だけの問題なのか。日本全体で考えていくものだとか。自分の県にあったら…とか。ガイドさんの話を聞いたら、リゾート気分だけではいけないなぁと思いました。私たちも伝えなきゃ」と話しました。
名古屋市職労青年部は、学んだことを伝えるため沖プロ報告会を行います。7月8日18時半〜女性会館大研修室。参加費無料。ぜひご参加ください。