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雇用・福祉でたたかおう 第二回中央委員会

   9月11日、市職労は第二回中央委員会を開催。秋季年末闘争の方針などを議論し、確認しました。
 第二回中央委員会は毎年、学習会を兼ねて行います。今年も二宮厚美さん(神戸大学)を講師に、「政権交代後の日本と自治体」という講演会を開きました。
 二宮さんは、新たな情勢をとらえるポイントとして3つを指摘。「打倒対象」ではなく「利用可能」な政権が初めて誕生したこと。後ろからの突き上げと前からの牽引との二正面作戦。次期参院選を射程に入れた政策と運動の見通し、です。
 「いままで自民党も民主党も同じ穴のムジナだった。野球でいえば一軍と二軍の違いだけ。しかし今回は政権交代を掲げてチームを別にたたかった。だから民主党は構造改革離れの受け皿となった」と話しました。
 さらに民主党の歴史とその二面性を分析し、新自由主義がもとになっている下半身と、国民向けパフォーマンスの上半身のネジレを指摘しました。憲法9条問題でいえば自民党以上のタカ派、前原誠二副代表を抱えていること。財源は国民への負担増や、公務員の人件費カットなどでしか打ち出せず、軍事費削減や財界への負担増を打ち出せない弱さなど、大きな矛盾をはらんでいることを伝えました。
 当面する2つの対決軸として、「雇用」・「福祉」の運動をさらに強める必要があること。福祉国家的公共圏への住民の包摂による主体性をあげました。

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