− つどい
浜岡原発の永久停止・廃炉を求めて5千人が集結
安全な原発なんてない
黙っていたら原発賛成派と同じ
集会の冒頭には呼びかけ人を代表して林克静岡県労働組合評議会議長が「福島原発の悲惨な事故は人ごとでない。浜岡原発で事故が起きれば、静岡はもとより首都圏にまで被害が及ぶ。集会を成功させ、原発廃炉に向けて世論を広げよう」と訴えました。
来賓挨拶に立った三上湖西市長は「日本の原発状況は、地震学者には『七不思議』の一つだと言われている。世界の原発の所在地は地震がない土地。日本は地震だらけの国なのに、それがないかのように建造されている。
中電は津波対策だけすればいいかのように言うが、浜岡原発は直下型地震の襲うところにある危険な原発。
黙っていたら原発賛成派と同じことにされてしまう。廃炉に向けて声を上げていこう」と参加者へ呼びかけました。
市職労の参加者からは「福島原発では汚染水にまみれながら必死で働く労働者がいる。私たちは再びこのような労働者を作り出してはいけない」などの感想が出されました。
組織部長から“私も一言”
「原発とくらしは両立できない」
浜岡原発が日本一の出力を持つ超巨大原発(浜岡5号機は138万kw、福島第1原発は46万〜78万kw)にも係わらず東海地震の震源域に建っていること。
また、出力100万kwの原発が1年間につくる「死の灰」が広島原爆の1000発分になるということ。
さらに、この「死の灰」は閉じ込めるしかないがチェルノブイリや今回の福島原発事故でそれするできないことが明らかになっていることなどが集会で報告され、では驚きの連続でした。
原発事故の被害は肉牛の汚染や静岡の茶葉を見ても分かるように、今もなお現在進行形で各地に広がっており、福島では6自治体がまるごと避難を余儀なくされています。
このくらしを脅かす危険をなくすには原発そのものをなくすしかありません。原発ゼロの声を静岡から日本中へ広げていきたいです。