− 支部活動
”食”をテーマに学習会☆えいせい支部
今、食の安全に求められること
1月23日、えいせい支部・獣疫部会は学習会を開催しました。
当日は雨模様にもかかわらず、保健所等の食品衛生監視員を中心に、48人もの参加があり、半数近くは各種団体や消費者の方々でした。参加者の食の安全への関心は高く、予定時間を超過するほど熱心な討論が続きました。
講師の中村幹雄氏(鈴鹿医療科学大学客員教授、消費者庁・食品表示一元化検討委員会)からは、食の安全を守るために科学的な視点に立って(1)「食品添加物の現状と課題」、(2)「輸入量が増大している遺伝子組み換え食品の問題」、(3)「消費者庁が検討している『表示の一元化』と消費者の権利(知る権利、選ぶ権利、安心して暮らせる権利)」について講演があり、事実に基づいた様々な問題点が示されました。
特に、政府は食品のグローバル化(輸入の拡大)を理由に食品添加物や遺伝子組換え食品の承認をどんどん与えており、これからアレルギー物質の検査体制の強化が問われてくるのではないだろうかと強調されていました。
国内の食糧自給率をもっと高め、国民の健康を守るための運動を一層強化せねばと考えさせられる学習会でした。(えいせい支部発)