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支部活動

住宅都市局支部 連続学習会

人間らしい労働を 〜パワハラ・モラハラ編〜

   昨年11月より、住宅都市局支部が開催している女性・青年のための連続学習会は、3回目を迎えました。第3、4回は『ハラスメントを構造から理解する』というテーマで岡村晴美弁護士を講師に迎えています。
 第3回目は「パワハラ・モラハラ」について。会議室は、組合未加入者も含めて参加者でいっぱいになり、うなづく姿、熱心に耳を傾ける姿が見られました。
 岡村弁護士は、近年パワハラやモラハラが増加傾向にあることに触れ、「どのハラスメントでも共通しているのは、加害者の意識の中に『相手にハラスメントをさせられている』という、むしろ被害者意識があること」と話します。例えば、部下に対し「自分は怒りたくないけど、あいつができないから、怒らないといけない」という思いがあるとなかなかハラスメントはなくなりません。フランス刑法では、身体、精神的健康を悪化させ職業的将来を害するおそれがあるハラスメント行為は犯罪にあたります。
 また、「熱心な指導」であると言う場合も、受け手の心がむしばまれることにより作業効率が落ち、ミスが増え、悪循環になります。「パワハラ」か「指導」かは、「生産性があるかないか」の違いがあると、岡村弁護士は指摘します。

 ハラスメントは心の健康を害し、職場の風土を低下させるなど損失をもたらします。職場環境が悪化することでハラスメントが生まれる場合もあります。風とおしの良い職場をめざし、人間らしい労働(ディーセントワーク)をするために、働きやすい職場環境を整えていこうとまとめがありました。

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