− つどい
第41回東海自治体学校
戦争の実態リアルに感じて
午前中の講演では、川口創弁護士から、イラク戦争などの際、手足を失ってしまった子どもたちの姿やいまだ戦争の傷跡に苦しむ人々の姿が映像で報告されました。川口さんは「戦争というのは、家を壊し、町中を壊し、人を殺す。殺し殺される関係になるということで、集団的自衛権の行使はそれに賛成するということ」と指摘。
また、集団的自衛権を行使するための「平和安全法制整備法案」(10法案)と「国際平和支援法」が今国会で成立されれば、日本が攻撃されていなくても戦争に参加し、自治体もそこに組み込まれていきます。
「これらの法律を『平安法』などと呼ばせようとしていますが、内容は日本が戦争に参加するための『戦争法制』。戦争で犠牲になるのは私たちや子ども。主権者として戦争の実態をきちんと知り、戦争法制を通させないよう頑張る必要がある」とこの問題に多くの人が目を向けていくことの大切さも川口さんは話されました。
学校支部の参加者は「映像を見て衝撃を受けました。今までよく知らずに生きてきたと思うし、知らないことは怖いこと。集団的自衛権など言葉だけで難しいですが、子どもにも今日の話を伝えたい」と感想を寄せてくれました。