しゃべり場ひらこう 本庁ほっとステーション
すべての職場でしゃべり場ひらこう
今年6月から、市職労会議室では毎週木曜日の昼休みに「本庁ほっとステーション」が行われています。本庁で働く仲間が集まって何でも話す「しゃべり場」です。火付け役の教事支部・Nさんを取材しました。
◆「しゃべり場」を始めた理由は?
教育委員会事務局の本庁職場は、残業時間が1人平均300時間(支部調べ)。600時間、1000時間を越える人もいます。仕事量はどんどん増えていて、隣の人と会話を交わすことさえも難しい。新規さんにも十分教えらる時間がありません。そんな状況なので、横のつながりを持ちたい気持ちと、昼休みぐらいはゆったりしたいなという気持ちから「本庁ほっとステーション」を開いています。
◆どんなことをしているの?
特別に構えて何かをやっているわけではなく、お弁当を持ち寄ってしゃべっているだけです。旅行のおみやげを食べたり、手作りのお菓子を食べたり、楽しんでいます。ワカメやキムチが入ったロシアンシュークリームもやりました。誰でも参加できて、気軽にしゃべれる場を心がけています。
職場は違ってもいろんな人とつながることが大事だと思います。自分だけで悩むんじゃなくて、話すこと、みんなの考えを聞くことも必要。仕事では「市民にとってどうなんだろう」って考えるのが市職労。保育士さんの署名の運動なんかは象徴的だと思います。その観点が自分の職場でいかされることがよくあるんですよ。何でも語り合う中で、あれでいいんだこれでいいんだと確信にかえれるように。しゃべり場を続けたいです。
◆怒りを行動に変えましょう
ひどいマイナスの人事委員会勧告が出たので、職場では「どうしていこうか」と不安の声があがっています。しかし私たちがきちっと公務職場を支えていかないと、いろんな制度が疲弊していって、また民間のみなさんの働き方に影響してしまう。私たちは自信を持って市民のみなさんに役立っているというアピールをする必要があるし、市民のみなさんと手をとることしか名古屋市をよくする道はないのかな、と考えます。マイナス人勧は怒り心頭だと思うけど、行動にかえていかなきゃいけない。
これから教事支部でも各分会で「しゃべり場」をやっていこうと考えています。できるだけ小さい単位で話せればいいな。みなさんもぜひ職場でしゃべり場を行ってみてください。
◆すべての職場でしゃべり場を
市職労は今年の秋・年末闘争で、「すべての職場でしゃべり場を開こう」と提案しています。職場でしゃべり場を開き、感想や出来事を市職労まで送ってください。