要求はみんなの力で実現 11・18地域いっせい行動
11月18日は全労連が定めた地域いっせい行動日。労働者や業者などが抱える多種多様な要求を、地域の仲間と一緒に要求し、実現させる取り組みです。早朝宣伝から夜の集会・学習会など、市内16区でそれぞれ行動が行われました。
みんなの要求みんなで実現
中区では18日、中地域労連が中心となって第72回栄総行動を開きました。昼休みには栄小公園で集会を開催。「みんなの要求みんなで実現」を合言葉に4コースから500人が駆けつけました。
集会では、雇用確保や生活苦打開の要求が相次いで発言されました。いま、失業者は過去最高の36万人。有効求人倍率は0.43%。公的就労の拡大や、住宅の確保、雇用保険の給付延長など緊急の支援が必要です。
そんな中、河村市長は10%減税のために福祉や教育の予算を大幅カットしようとしています。市民生活はますます負担増。参加者は、「本丸御殿の復元など不要・不急の事業を中止させよう」、「政権任せでは私たちの要求は実現できない。みんなの要求、みんなで実現を合言葉に、みんなで共同し、世論と運動を広げよう」という決議を採択しました。
ハローワークで宣伝
千種、名東、天白の仲間13人は、名東区にあるハローワーク前にて「知っ得く情報」を配布しながら「求職者アンケート」を取り組みました。
10時の時点で、求職の面接待ちは一時間、11時で2時間待ちという状況でした。ハローワークに訪れていたみなさんは「食っていける職がないな〜」、「このアンケートは政府がやらなあかん事だね」などと話します。2時間半で87人がアンケートに応じました。
宣伝行動中は「離職票には『自主退職』と書いてある。どうしたらいいか」、「夫が辞める事を決めているんですが、退職強要なんです。どうしたら?」と、その場で相談などにも応じました。また「話を聞いてくれてありがとう」と人のつながりを求める様子なども見られました。