自動車図書館は存続して
名古屋市は自動車図書館を廃止しようとしています。
市職労教事支部は自動車図書館・存続の署名を広げています。
2月、市直営で運営される自動車図書館の果たしている重要な役割を図書館で働く仲間に聞きました。
◆3つの重要な役割
自動車図書館を利用されているのは、子育て世代、高齢者世代、地域のみなさんです。
河村市長は、「民間で」「ボランティアで」と言われますが、なんでも本を揃えれば良いというものではありません。
市直営の自動車図書館の人気のバックには、市の図書館機能を活かしたネットワークがあるから、23万5000冊の貸し出しを実現しているのです。
市役所の仕事の中でも数少ないリーズナブル(3000万円)で、かつ市民が待っていてくれる、感謝されている仕事の一つです。そんなものを何故廃止するのか。
いま、自動車図書館の存続を求める署名運動を展開していますが、怒りというよりも、嘆きの声を聞きます。
◆市民の期待を失望に変えてはいけない
もうすぐ徳重に図書館が開設され、市全体の本の貸し出し数は上がると思いますが、それは、120箇所を巡る自動車図書館の利用者4万人とは対象が違います。
鶴舞に中央図書館があって、各区と支所に図書館があり、隙間を埋める自動車図書館があって市の図書館が成り立っているんです。